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犬用再生医療薬(世界初)の取り入れ | 2011 | |
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2021年12月1日(水)
犬用再生医療薬(世界初)の取り入れ
犬用再生医療薬(世界初)の取り入れ
当院も再生医療の取り組みをはじめるに当たり、培養の手間と時間がかかることが懸念されていました。
そこで、医薬品会社「住友ファーマアニマルヘルス」より、同種(犬同士)他家(自分以外)で使用できる、脂肪組織由来間葉系幹細胞より培養した細胞の製品が発売されました。これは、注文後数日で納品でき、治療が開始できます。病院内で、培養ストックをする必要がありません。薬の承認としては、「椎間板ヘルニアの治療として」になります。脊髄の損傷した神経細胞の修復が狙いです。承認外でになりますが、炎症性腸疾患や乾燥性角結膜炎(ドライアイ)など、炎症が起きるところへその細胞がホーミングされるようですので、治療の効果が認められています。
詳しくは、下記リンクより解説をご覧下さい。
2021年06月26日(土)
今年の抱負(再生医療の幕開け)
今年の抱負(再生医療の幕開け)
人間と同じく寿命が延びることにより、難しい病気や悪性腫瘍が発見されることも多くなりました。しかし、人間とは違ってまだまだ病気の検査や治療が解明できていないことも多く、根治に向かっていくことができないこともあります。病気が見つかったときには、末期に近いこともしばしばあります。
現在、人間でも多くの治験が行われています再生医療を動物に生かす試みが進んでいます。これは、自分(場合により他家移植も可能)から取り出した血液や一部の細胞を増殖させ、細胞培養を行うことにより目的とされる細胞を増殖させ、体に戻す試みです。この治療により、自己免疫疾患や損傷部位の再生(角膜、椎間板疾患など)、悪性腫瘍の悪化抑制が可能になってきました。ターミナルケアでのQOL(生活の質)の向上にも反応が出てきています。最近では、高齢猫で多い疾患にもあがる慢性腎臓病(CKD)にも効果が出ることもわかってきました(現在、解明中)。
そこで当院では、「最期は苦しまないように」を目標に、自分の細胞の力を借りていく治療に目を向けて、導入することと致しました。
こちらも勉強中ではありますが、最新の治療としてお役に立てたらと思っております。ご相談下さい(2021年末頃開始を目標に準備に入っています)。
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