
【インフォームドコンセントの重要視】
私共スタッフは、ペットの健康管理、病気の予防・診断・治療のアドバイスをすることしかできません。だからこそ飼い主様の、なによりペットの立場に立っ
て考えていくことを心がけています。そして、病気の状態・予後についてできるだけわかりやすく説明し、現在のペットの状態をきちんと理解していただくこと
が重要だと思っています。難しい病気などは、患者様各個人に病態説明書を作成しています。ご帰宅後に今後について検討する場合、またはご来院できなかっ
た方へのご理解を深めていただければと思います。
【早期発見・早期治
療】
動物も長寿になりつつある一方、人間と同様に腫瘍(良性、悪性ともに)の発見率も上がりました。ただ、人間と違い進行が早く、治療に結びつけられない
ケースもあります。できるだけペットの病気の早期発見・早期
治療に努めたいと思っております。なにより予防できることはできる限りおすすめしていま
す。
【ターミナルケア】
ターミナルケアとして、緩和療法やペインコントロール(疼痛管理)も積極的に実施していきます。
慢性疾患のペットも病気とよいおつき合いしていくことが大切です。できる限りのアドバイスをさせていただきたいとと思っています。
【訪問診療制度】
人間でも団塊の世代といわれるくらい、動物もペットブームから10~20年経ち、動物の介護生活のなかで受診させることによるストレス、また大型犬で連
れていけないなど悩まれているケースが多く見られます。
そういった患者様のことを考え、訪問診療を計画しています。往診希望の方は、お気軽にご連絡下さい。
【専門医との連携】
当院では、各病気の病態把握を必ず複数人数で検討し
ていきます(総合病院のミーティングのようなものです)。それは、万が一の診断の見落とし防止さらにはもっとよいアプローチ(見方が違う考え方)の発見に
必須です。それは、「1+1=2」ではなく、「1+1=3」それ以上になります。また、専門的な知識が必要な診断、および治療内容のアドバイス聴取はスムーズにそしてダイレクトに専門医に仰ぎます。お世話になってきた多数先生方(大学病院および高度診療施設)になります。
難しい疾患で紹介が必要と判断した場合、その病気に応じて適した他の病院との連携を迅速に実施していきます。また、大学病院への紹介も可能です。
【獣医療制度】
獣医療は人間の病院とは異なり、専門科ごとに分かれていません。
オールマイティにこなす必要があります。当院でも設備や能力に限界があります。そこで、病気をできるだけ専攻分野別に診断治療へと持っていきたいと考えて
います。
【輸血バンク制度】
病気によっては輸血が必要な場合あります。いつ必要とするペットがいるかわかりません。ただ、病院としては多くの供血動物を常に確保するに限界がありま
す。他の病院とのネットワークも重要です。当院としてもボラ
ンティアでの輸血バンク制度を検討しています。飼い主様のご協力で、お互いに他のペットが
窮地を脱する可能性を考えていただけると幸いです。
すでに賛同・協力されている飼い主様方には、感謝いたします。
その他、飼い主様の声にできるだけ答えていく病院にしたいと考えています。何なりとお申し出下さい。
ペットと飼い主様がよりよく過ごしていけるようなアドバイスができたらとスタッフ一同心から願っております。