飼い主様へのお知らせを随時配信していきたいと思います。
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2010年11月28日(日)
ペットに課税?!(読売新聞をよんで 2010/11/26)
ペットに課税?!(読売新聞をよんで 2010/11/26)
ペットの飼い主様には、大きな負担 がかかるニュースが入りました。現民主党税制改正プロジェクトチームは26日、2011年度税制改正の提言案で、犬や猫などペットへの課税を検討課題とすることを求めています。この論議は過去にも自民党が動物を飼ってもすぐ捨ててしまう飼い主を減らすため「ペット税」導入を検討しようとしたことがありました。
ペットの無責任な飼育放棄などが、行政による処分費用の負担など「負の連鎖」につながっているとして、「地方自治体による登録制を導入して課金も行うこ となども含め検討を提言する」としています。
その課税を通じてペットの適切な飼育を促し、税収を処分費用に充てることを想定しています。関係者の中では、「ペットは家族の一員という人が増えている」とし、課税には一定の理解が得られるとの考えを示しています。ただ、ペットへの課税は今年度の税制改正論議で検討課題に上っておらず、2011年度 税制改正で実現するかどうかも不透明な状況です。
この話題は、一部のモラルに反した飼い主様の身勝手な行動が、どれほど他の方に迷惑をかけているかということです。ペットを飼育している人に税金という 負担をかけるより、飼育動物に販売(および譲渡)の時点でのマイクロチップの義務化など、他の方法も模索する必要があると思います。難しい問題ではあるとは思いますが、人ごとではありません。当院も貢献していきたいと思います。
2010年11月12日(金)
猫の水の飲み方はエレガント?!(サイエンスをよんで 2010/11/11)
猫の水の飲み方はエレガント?!(サイエンスをよんで 2010/11/11)
猫が舌先でぴちゃぴちゃと器用に水を飲むメカニズムを、米大学の研究チームが解明し、発表されました。
猫は舌先を手前側にJの字形に丸めて水面に浸した後、素早く引き上げて細い水柱を作り、タイミング良く口を閉じて飲むことが判明。 猫10匹の実験結果で は、舌先を水面から引き上げる速さは秒速78センチで、水柱にして飲める量は1回当たり0.14ミリリットル程度。1秒間に3.5回のハイピッチで舌先を水に浸していました。
このメカニズムは物理学的に考えると、水を柱状にして引き上げる慣性力と、水が落ちようとする重力のバランスで成りたたせているようです。猫だけでな く、トラやライオン、ジャガーなどネコ科計8種に共通して、この慣性力と重力の比率が1対1に近かったとのこと。
それに比べ、犬は古典的に柄杓のように舌先を丸めて使いすくって飲んでいます。どちらがすばらしいかは別として、どういうふうに子孫に伝わるのでしょうか、不思議ですね。今までなされていなかった研究で、私としては興味をそそりました。
2010年10月26日(火)
入院施設(隔離室)増設のお知らせ
入院施設(隔離室)増設のお知らせ
入院施設(隔離室)が増設されました。現段階では、ICUを入院場所として使用してきました。しかし、ワンちゃんとネコちゃんが対面する機会ができてしまったり、ペット同士の相性があったりすることを考えると、早急に必要性を感じました。ニーズに応じてさらなる拡張性を持たせています。ホテル時に、恐がりなワンちゃんネコちゃんなどもご相談下さい。
2010年10月23日(土)
アトピーとは?
アトピーとは?
動物病院に行って、ペットが「アトピー体質ですね」といわれることがあります。この「アトピー」という定義は非常に難しいのですが、簡単にいうと「(遺伝的に)アレルギーになりやすい素質がある」ということです。犬種または皮膚の雰囲気をみて疑ってしまうことがあります。これを診断するには血液検査をします。IgEという抗体を少しでも持っているかどうかによって判断されます。そのため、症状が出ていなくてもアトピー体質ということになります。その後、IgE抗体に対する抗原物 質を取り込むことにより症状を出す可能性を秘めているということです。
人間でも花粉症の説明の際にたとえがあります。「ヒトはそれぞれ大きさの異なるコップ1杯の許容量があり、その中に抗体が収まる分だけ持っている分には 症状を出さない。ただし、花粉を吸い続けて許容量以上に抗体が増えたら(あふれたら)急に症状を出し始める」。動物も同じように感じます。
そして、特徴的な皮膚炎症状がでていて環境アレルギー検査(IgE)で陽性であれば、その環境アレルギーによる犬アトピー性皮膚炎と 診断されます。
★環境アレルゲン物質→「ダニ、カビ、花粉」
★特徴的な症状→脇の下、大腿部(太もも)、内股、手足の曲がる部分に痒みがあり、慢性的に皮膚炎を起こしている
これまた特徴的な皮膚炎症状がでていて食物アレルギー検査(IgEおよびリンパ球反応)で陽性であれば、その物質に対する食物アレルギーと診断されます。
★食物アレルゲン物質→「牛肉、鶏肉、豚肉、麦 など」
→牛肉、豚肉、鶏肉はタンパク質の中でも一番アレルゲンになりやすいといわれています。
★特徴的な症状→眼の周囲、口周り、背中、脇の下、大腿部(太もも)、内股、手足の曲がる部分に痒みがあり、慢性的に皮膚炎を起こしている
★主に1歳未満からの発病が多い
★通年の痒み
★1日3回以上の排便回数
検査方法のお話です。アレルギー検査としては、大きく2種類(皮内反応試験、IgE抗体およびリンパ球 反応血液検査)をおすすめしています。
皮内反応検査は人間でも昔から実施されていますが、皮膚の柔らかい部分に抗原(原因物質)を少量注射して、その部分の腫れによって陽性か陰性か判断します。 やり方は、ツベルクリン反応の様な手技です。判定する種類の数だけ皮内注射を打ちます。ただし実施する種類に制限があり、また陽性か陰性かの判定になって しまうので、グレーゾーンの判断ができません。血液検査より反応が良いともいわれる意見もあり、考えが分かれるところです。
IgE抗体検査は、定量的(血中濃度測定)に判断するので、どれくらいの量を現在持って いるかわかります。IgE抗 体検査で検出されないケースはリンパ球反応血液検査(現在犬のみ検査可能)でひっかかる可能性があるので同時の検査が勧められます。また、測定するタイミ ング(季節、時期)によっては反応しないこともあるため、1回の測定では判断ができないことも注意する必要があります。
治療方法のお話です。環境アレルギーについては、まず触れないような生活に切り替えることがあげられます。季節性(花粉など)があればその季節に散歩を控えることや、よく掃除を して、寝床をいつも以上に洗濯等で清潔に保つなどです。シャンプー療法で、原因物質を皮膚からすぐに取り除くことも大切です。飼い主様の努力が必要になり ます。
食物アレルギーであれば、食餌療法になります。制限食(原因物質を避けた物)や 除去食(アレルギー物質になりにくいところまで分解したフード)などがあげられます。ただし、安易に判断せず先生と相談の元処方されてください。
また、その物質自体を避けても、他の物質がそれに似ていると体が判断をすると、アレルギー症状を示すことがあります(交差反応)。例えば、
樺の木は、アーモンド、アプリコット、リンゴ、ソバ、人参、セロリ、サクランボ、ヘーゼルナッツ、蜂蜜、キウイ、パセリ、ピーナッツ、ペッパー、プラム、ポテト、プルーン、ホウレンソウ、ヒマワリ種子、クルミ、小麦 など。
イネ科の植物は、メロン、オレンジ、 ピーナッツ、トマト、スイカ、 小麦 など。
ヨモギの花粉は、リンゴ、人参、セロリ、キウイ、メロン、パセリ、ピーナッツ、ペッパー、ヒマワリ種子、スイカ など。
ブタクサの花粉は、リンゴ、バナナ、マスクメロン、カモミール茶、キュウリ、 甘露、ズッキーニ、スイカ などです。
アトピーの方で、心当たりのある物をあげている方もいらっしゃるのではないでしょうか。その場合は、止めてみて改善するかみる必要があります。
症状によっては、抗ヒスタミン剤療法、免疫抑制療法やインターフェロン療法、減感作療法をすることもあります。これは先生としっかり相談してください。費用と治療期間などが異なります。あくまで、治るわけではありません、症状をいかに落ち着かせてよりよく過ごしてもらうかになります。個々によってその治療法は異なるので良い方法を相談していきたいと思っています。
そのほかにも、アレルギー性皮膚炎の様でも、実は違った病気のこともあります。肝臓病や歯周病が関連している場合、自己免疫病や腫瘍のこともあります。よく先生 と相談してください。
治療に対する反応が思わしくない場合(難治性の皮膚疾患)は皮膚の専門病院もご紹介が可能です。
なにより、症状がでたら些細なことでも相談していただくことです。
2010年10月13日(水)
入院室増設準備のお知らせ
入院室増設準備のお知らせ
入院室(別部屋)が増設されます。 10月下旬を予定しています。現段階では、ICUを入院場所として使用してきました。しかし、ワンちゃんとネコちゃんが対面する機会ができてしまったり、 ペット同士の相性があったりすることを考えると、早急に必要性を感じました。もう少々お待ち下さい。
2010年10月13日(水)
埼玉で飼育放棄か?(産経新聞をよんで 2010/10/13)
埼玉で飼育放棄か?(産経新聞をよんで 2010/10/13)
今月上旬、埼玉県西部で同犬種が12匹も捨てられていたとのこと。いずれも5,6才のメス。そして、種類が「イタリアングレーハウンド」!!!!!眼を疑ってしまいました。確かに、珍し い犬種ですが、最近ペットショップでもよくみるようになったことは事実感じていました。流行るとどうしても、近親交配など量産させてしまう業者がその種類 を衰退させてしまう傾向にあります。今回もメスのみで、年齢から考えてもそういう業者・・・心配です・・・なにより、この子たち(12匹)、心配です・・・
先日、ペット葬祭業者が山中に遺棄した事件も埼玉でした。自分が生活していたこともあり馴染みが深い場所ですが、悪いニュースで取り上げられると、気分が落ちてしまいます・・・
2010年08月29日(日)
ネコちゃんとよくつきあうには(飼いはじめの話)
ネコちゃんとよくつきあうには(飼いはじめの話)
ネコちゃんの気質(性格)に影響する因子として遺伝、離乳時期、ハンドリング不足(抱く、なでる)、栄養状態、環境が挙げられます。
【成長時期での注意点】
●社会化期(2~7週令):ワンちゃんより早い段階で慣らす必要あり
★人工哺乳した子は人との結びつきが強い傾向があり寂しがり屋
★Sucking behavior(おしゃぶり行動):人の指や自分の足などをチュパチュパ指しゃぶりする。ひどい子は、毛布などチュパチュパする、 もしくはちぎって食べてしまう(Wool Sucking)。
→ある程度人との関係に距離を置くことも大切。人がいないと不安で行動に走ると危険な場合もある。
●安心安全な環境づくり
①高い所の確保:(たとえケージ内で)高さ20cm程度でもよいので段差をつけてあげる。 部屋にタンスなど上れる所があればはベスト。
★よく、外を覗いているから出たいのでは?と思われがちだが、安全な環境(=室内は安全な自分のテリトリー)にいるときは、他のネコのテリトリーを眺め たい気持ちになっているらしい!?
②隠れられるものの確保:身を潜めることで安心安全を求め、毛布や段ボールなどにもぐりた る。
③安心できる排泄場所の確保:排泄に失敗しないために
・ネコちゃんのコアエリア(1番長く過ごしている部屋)に設置
・トイレ設置数は、基本的には 頭数+1個
・複数並列設置はしない、静かな所を選ぶ
・広いトイレ(体長の1.5倍が目安)、カバーを嫌がる子もいる
・砂は、紙・大粒タイプは軽い感覚なので嫌がる子もいる
・砂の深さは、7.5~10cmが理想
・1週間に1度の猫砂交換が理想(無理なら2~3週間)
・
★ふちに止まっていることや、穴を掘らずに排泄を埋めなかったり、出てすぐ後ろ足を振るう行為は、トイレに不満気味の可能性あり。
●爪とぎマーキング
爪とぎは、コミュニケーションの場でもある。趾間にもにおいの腺があり、爪とぎ付近ににおいをつけている。また、ストレス発散の場でもある。垂直タイ プ・水平タイプの好む方を設置してあげる。
●ネコの補食行動(摂食行動)
ネコは元々肉食で、1日の半分以上を狩りに当てる。しかし、飼育された環境下では、その行為がない。そのため、暇を持てあましてしまう。遊べるときは、 狩りの気持ちをかき立てる遊びを工夫してあげる。
★環境エンリッチメント(=暇な時間を作らなくする)活動
最近動物園などでも、簡単に餌を与えるのではなく、工夫して
暇にさせないような活動が取り入れられている。
ネコちゃんは、ワンちゃんと違って人との距離をとりたがります。また、ネコちゃんの気ままなリズムがよいというネコ派の方も多く聞かれます。人と動物の よい共生を目指しましょう。
2010年08月28日(土)
ワンちゃんとよくつきあうには(飼い初めの話)
ワンちゃんとよくつきあうには(飼い初めの話)
気質(性格)は、氏(遺伝子)と育ち(環境)が影響を持ちます。特に、遺伝子分野で解明されてきた話では、細胞質の核内に ある「気質関連遺伝子」という遺伝子領域が発見されたようです。遺伝子は飼ってからではなんともできないので、生活環境を考えていきましょう。
【成長時期での注意点】
●妊娠期:栄養要求量により、脳の発達の差がでる
(少なすぎないようにする)
●新生児期(0~14日令):軽い刺激を与えることが発達によい
(なでる、抱く、ほめる など)
★眼や耳はまだ閉じている
●移行期(14~21日令):自力排泄を遠い所でしようとする、
(行動範囲が狭いと、どこでもしてしまうようになる)
兄弟でボディランゲージを学ぶ
★眼や耳が開く
●社会化期(3~14週令):好奇心、母に守られているので何でもする、慣れやすい時期(た だし、トラウマにもなりうる時期)
★6週令で親の教育的指導開始時期
★8週令で新たな刺激をさける傾向がある、また遊び方も喧嘩的になるため、それまでに「遊び咬み」「遊び方」「抑制(止めさせる)方法」を身につけさせ ることが重要
●社会化期後半(~16週令):感受性期であるのでいろいろなものに慣らす(人、動物、車、 音、外など)
★決して無理強いはしないこと(楽しいこととの関連づけ)
★出来事に対して軽い接触だと怖くなく、継続すると慣れていく(=馴化)
★ただし強い接触だと恐怖心が1度で植え付けられる(=鋭敏化)→トラウマへ・・・初回の経験を大切にする(はじめての爪切りなど)
★社会化期とは、社会化しやすい時期なので継続することが大切
危険回避行動(人に慣らしておくための時期):平均49 日令(7週令)
シェパード:30~35日令
ラブラドール:70日令 など
→これまでに人との接触を密にとることが重要
これらの行動学の専門医のお話を参考に、飼い始める前から育て方を、ご家族全員で学んでおきましょう。きっと1才令の時には、よい関係ができていることでしょう。もし、恐がりの子になってしまったとしても、少しずつ無理強いせずに馴化に向かって頑張りましょう。
2010年08月26日(木)
ウサギ人気の一方で(毎日新聞をよんで 2010/8/26)
ウサギ人気の一方で(毎日新聞をよんで 2010/8/26)
ウサギは鳴き声が響かず、においも強くないことから、集合住宅を含めペットとして定着の流れがあります。ただその一方で、見た目に引かれ、生態をよく知らずに飼ってしまうため・・・いけないこととはわかっていても飼育放棄で野に放つことやペットショップ前に置き去りになるケースもあるそうです。その理由は、 なついてくれない、想像以上に大きくなった、飼う側が体毛や牧草のアレルギーだった、病気の際の治療費がかかるなど、飼い主側の都合です。その際の救援策としても犬猫程、里親保護制度が確立されていません。
生命があるのですから、最後まで面倒を見てあげられるかよく悩んで下さい。購入する前に一度当院と相談して下さい。
最近、人間の赤ちゃんが親の養育放棄で亡くなるケースがニュースで報じられるようになりました。以前はあり得ないことでしたし、子供がいる自分としても心が締め付けられる思いになります。ペットも同じです。自分で産んでいないものの、その生涯をともに過ごしてあげようという気持ちで飼う決断をしましょう。そして、飼うと決められた方には、当院も最大限バックアップさせていただきます。
2010年08月09日(月)
盲導犬との関わりについて
盲導犬との関わりについて
私の獣医師になるきっかけの一つにもなった「盲導犬」、現在では段々周知されつつありますが、まだ完全ではありません。しかし最近では、映画でも取り上げられるようになりました(盲導犬で は『クイール』(2004/3/13公開)、人間の役に立っている繋がりで・・・見習い警察犬『きなこ』(2010/8/14公開))。もっと介助犬が認知され、生活しやすい環境になることを望んでいます。
当院も、介助犬に対してひとつひとつ小さなことからできることを探していきます。そしてご報告させていただきます。
まずひとつ、学生時代、研究で(自分の卒業論文でもある)盲導犬団体からの依頼があった不妊治療を手がけました。幸い成果があり、以降出産させることが できました。そのときの写真です。ご指導いただいた武石先生、津曲先生、諸先生方には感謝いたします。
2010年08月09日(月)
災害時動物救護活動(中越地震にならい)
災害時動物救護活動(中越地震にならい)
2004年10月23日、大きな被害をもたらした新潟県中越地震が発生した日です。副院長の実家が小千谷市なので、他人事ではありませんでした。幸いなことに身内の命はとりとめましたが、 未だに被害の傷跡が残ります。被災時は避難生活の中、人間も精神的・肉体的に消耗していきます。その中で、飼育されていたペットのあり方について学びまし た。新潟県獣医師会と緊急災害時被災動物救済本部は、「動物救護対策本部」を立ち上げて、早急な現地動物に対しての対応をされました。
関東地方の地震も、関東大震災から周期的にそろそろ起きておかしくありません。現実問題、当院でも一個人として地震発生時の関わり方を精査しています。
ペットを飼われている飼い主様は、まず個人の準備も大切です。
日頃の心がけを忘れないで下さい(なによりペット自身は、準備ができません)。
【避難時のために準備するもの】
①事前に避難場所が動物同行可能か確認
★稲毛区役所に確認したところ、千葉市では避難場所の同行可否は特に区分けされていないとのことでした。ということは、自己責任として避難場所(もしく は室外)で生活させることになるかもしれません。一番よいのは、ペットホテルなどで慣れさせておいて、ほかの地域の親戚などに万が一の一時預かりの打ち合 わせをしておくことがよいと思います。被災地では、ペットの精神的ストレスによる発病が懸念されるところです(人間と同じです)。
★阪神淡路大震災では、犬猫では収容後10日以内は病的状態にある動物の割合が高く、消化器系症状が半数、呼吸器系症状が20%前後、外傷等は7%程度 とのことでした。ビニールハウスからプレハブ・パドック式の収容施設に移動させる事で疾病発生頻度は著明に減少されたようです。
②ワクチン証明書(狂犬病、混合注射)、鑑札の保管場所確認
③最低3日分のフード・飲料水(食器)の確保
★新潟県の場合は発生後5日目にペットフード供給がありました
④動物の写真(身元確認のためや迷子探しで重要)
健康手帳(今までの治療経過、使用薬剤歴など)
⑤排泄管理用具(ペットシーツ、猫砂、新聞紙など)
⑥日常管理用具(くし、バスタオル、首輪、リード、迷子札)
★迷子の際、事前のマイクロチップ設置も有効です
⑦キャリーケース、簡易ケージ
避難場所により、室外で飼育可能なこともあります。また、救護施設に預けることもあります。
⑧避難訓練(動物と野外キャンプなど)
⑨しつけ
これは、とても重要です。長時間キャリーケースに入ることになります(人間でいうエコノミー症候群も動物にもあると思われます)。また、日頃キャリー ケースに入ったら常に動物病院にいくという嫌な気持ちの流れをつけないようにして下さい。
また、初めて会う方に世話をしていただくこともあります。ほかの動物が近くに来たり、鳴き声が聞こえる環境かもしれません。幼少期からコミニュケーショ ンも大切にして下さい。
★可能であれば保管を物置など屋外の方が、災害後に確保しやすいです。
★もっと詳しい内容・状況については、実際に対応された「新潟県獣医師会」などでも閲覧できます。
★有用なリンク先(2011/10/19 update)
「緊急時対策ブック」 (アニコム パフェ作成)
日頃の災害に対しての準備にご活用下さい(作成会社様にプリントアウトの許可は頂いております)。
準備や心構えなど最低限必要なことがまとまっています。
記入して非常用品と一緒にしておくこともおすすめします。
NPO法人 アナイス ホームページ
応急処置ガイドやマイクロチップについてなど、有用な情報が掲載されております(ちなみに私も賛助会員になりました)。わがままをいって、リンクの許可を頂きました。
特に、東日本大震災(2011/3/11)後も、見えないところでかなり動いておられます。
2010年07月22日(木)
当院の消毒剤について
当院の消毒剤について
当院では、院内・傷の消毒に応じて様々な消毒液を使い分けています。
①安定型複合次亜塩素酸
②強酸性水
③オゾン水(2010/7/22導入)
★ケージの消毒:安定型複合次亜塩素酸は、無色無臭で、塩素に特有な刺激臭がありません。そのため、近くに入院の方がいても負担になりません。
★傷の消毒:(今までは、強酸性水を使用していましたが)オゾン水を使用します。オゾンとは、殺菌効果でフッ素に次いで強力な物質です(塩素は3位)。オゾンはO3で酸素原子が3個あります。そのため、不安定ですが強力に物質を酸化させます。その後は、水と酸素になってしまうため、刺激臭もなく、薬物の残留2次汚染や傷の組織への刺激がありません。当院の濃度であればうがいをしたり飲んでも問題ありません。外耳炎や皮膚炎のシャ ンプー療法にも使用する予定です。
2010年07月21日(水)
傷の治し方
傷の治し方
よく自分も転んで怪我をします。その時に、感染徴候4つ【①発赤(皮膚が赤みがかる) ②腫脹(腫れる) ③熱感(触って他の皮膚より熱い) ④疼痛(痛みがある)】 こういった様子があるようであれば感染を起こす可能性があります。そこで、壊死組織(傷付近の死んだ組織)があることにより、感染を起こします。いわゆる、ばい菌の餌になります。ばい菌がたくさんいることより、壊死組織を取り除くことが重要になります。
消毒しても1~2時間で常在菌は出現しますのでキリがありませんし、ばい菌(感染菌)とは異なります。また、消毒剤は良質な肉芽組織(治癒に働く細胞)を破壊することがわかってきました。
ということは、ばい菌(感染菌)と壊死組織をよく流しとることが重要になります。検査により細菌数を基準値以下に保っていて、組織液より低張液である 「水道水」が安価で最適であるということです。ポイントは、怪我をしたらすぐに ①ケチらず水道水でよく流す ②傷口の周囲もよく洗う ことです。これが湿潤環境を保つことにもなり、肉芽増生を助けます。
子供の頃、自転車で転んだ膝の傷を縫う前に看護婦さんに流水とタワシでゴシゴシ洗われた記憶があります。とっても泣きましたが、今思うと理にかなっています。
傷口の管理になりますが、感染を起こしていなければ抗生物質の軟膏などは必要ありません。また、毎日の消毒も必要ありません。湿潤環境が治癒促進につながるので、最近は「ウエットドレッシング」と呼ばれる方法を実施します。絆創膏でも、キズ○ワーパッドなどという商品も出てきています。ハイドロコロイド と呼ばれる物質で、傷口から出る漿液(透明な液)を保持してくれます。結果として傷に潤いと栄養を与えます。
ただし、この方法は感染がコントロールできていればの話で、中途半端に実施すると悪化します。まずは、病院で相談しましょう。
2010年07月10日(土)
獣医学(診断、治療方針)のアップデートについて
獣医学(診断、治療方針)のアップデートについて
よく「知識は、生ものである」と言います。医学の進歩と同様、獣医学も1年経てば方法論・方向性は変化していくものです。すでに勤務医になり、この数年間でも めまぐるしく変化しました。傷の消毒ひとつとっても、目から鱗です(傷の水道流水洗浄法など、後述予定)。私達は、その進歩の波に乗り、現段階でペットに良い最善をアドバイスできるよう努力していきたいと思っております。そのため、昼間の必要なセミナー参加による 臨時休診は、ご理解いただきたいと思っております。時間外の診察はお電話ください。できる限り対応させていただきます。
2010年07月10日(土)
早期診断早期治療
早期診断早期治療
犬種・猫種によっては好発する病気があると言われています。
ノルウェージャンフォレストキャット、アメリカンショートヘアー:肥大型心筋症
ゴールデンレトリーバー:股関節形成不全
スコティッシュフォールド:関節症 など
これはほんの一例ですし、これは必ず起きる訳ではありません(決めつけないでください)。ただ、可能性がある遺伝子を持っているのですから、少しでもその症状があるようでしたら、軽減してあげたいと思っています。よいおつきあいの方法 を見つけていきましょう。
2010年07月10日(土)
心臓病のおはなし(その2)
心臓病のおはなし(その2)
突然倒れた、てんかん?発作?といった症状 がみられるときがあります。不整脈は症状が出ているときに計測すれば別ですが、お預かりして落ち着かせて計測していても発症時の波形は取れないものです。 そのため、人間と同様、24時間心電図を記録するホルター心電図の貸し出しも承ります、ご相談下さい。
2010年07月10日(土)
心臓病のおはなし
心臓病のおはなし
最近は、ペットも高齢化になりその結果、心臓疾患とおつきあいが長くなりました。早期に診断し、心機能検査(心臓の超音波 検査、 心電図、胸部X線)で状態を把握できれば、その後の寿命(心臓の機能低下)を延ばすアドバイスが可能になります。症状が軽い時点からの心臓へのいたわりを ご相談致します。ペットは、初期段階で症状を出すことはありません。だからといって、楽な状態で生活しているとは限りません。早めの検査をおすすめします。
例)代表的な心臓の病気
ワンちゃん:僧帽弁閉鎖不全症
(全身に血液を送る心臓弁の動きの異常)
★希望の方には、病態説明ミニブックをお渡しいたします。
ネコちゃん:肥大型 心筋症
(心臓の筋肉が厚くなり心臓の動きが悪くなる)
2010年07月09日(金)
子犬・子猫について(飼い始めた方へ)
子犬・子猫について(飼い始めた方へ)
元気・食欲・排泄具合をよく観察して下さい。観察というのは、「かまう、抱き上げる」のではなく、「見守り把握する」ことです。環境の変化だけでかなりのストレスになっているので、おうち に来てから1週間は、ワクチンも控えます。指導書(ワクチン予定表)などをお渡し致します。まずは、ペットを同伴せずにご来院(お電話)下さい。
子犬・子猫は時間単位で体調が変化します。何か気になることがありましたら、早めにご相談下さい。万が一、夜間であってもお電話下さい。顔つきと気力が 刻々と変化していきます。ペットショップ関連医療に携わっていた時期の貴重な経験が現医療に役立っています、感謝いたします。
2010年07月08日(木)
しつけについて(その2)
しつけについて(その2)
当院スタッフも、今までいくつものしつけ教室・しつけセミナーに実際に参加させていただきました。当院でも、最低限のアドバイスは診察の際にさせていただきます。ただ、一度だけではお話しできませんし、飼い主様も覚え切れません。子犬は1ヶ月おきに数回ワクチン接種を行います。そこでその際に、いろいろなお話を少しずつかみ砕いてお話しし たいと思います。
★希望の方には、簡単にまとめた指導書をお渡しいたします
また、引っ越しをされたあとも、関東近郊であれば、その地域に近いトレーナーとコンタクトがとれます。特に、引っ越したあとに問題行動が起きることがよ くあります。また、ペットの問題行動に適したアドバイザーも紹介が可能です。ご相談下さい。
2010年07月07日(水)
顔写真について
顔写真について
先日、心臓病末期のワンちゃんが来院され、残念ながら翌日に突然亡くなってしまいました。後日ご連絡があり、実は当院での初診顔写真が生前の最後の写真とのことでした。飼い主様の希望を快諾し、写真をお送りさせていただきました。ご冥福をお祈りいたします。これからも、何か少しでもお役に立てたら幸いです。
2010年07月04日(日)
歯石の予防、健康な歯であり続けるために・・
歯石の予防、健康な歯であり続けるために・・
人間は、歯を磨くのが習慣になっています。なぜなら、虫歯になってしまうと痛くて食事をとることすらいやになってしまいます。動物は、虫歯はめったになりません。そのため、痛みが出ず歯磨 きを怠ってしまいます。むしろしなくてもよいという考えの方もいるかもしれません。それは、間違いです。
犬や猫は、歯垢(細菌の塊)が積み重なって、歯石に変化します。その接触している歯肉が炎症・退縮します。そして、その細菌が歯肉の隙間から歯根を目指していきます。その結果、歯の根っこで膿がたまる状態(根尖膿瘍)や、血液を介して心臓の筋肉や肝臓の胆管、椎間板や脊椎の炎症に関わっていることがわかってきました(そういった病気になっている患者様の口の中は歯石だらけというケースに遭遇します)。
当院では、歯石を除去することをおすすめしています。できれば全身麻酔ですみずみまで歯石除去がよいのですが、おとなしくしていられる子や麻酔がかけら れない子なども無麻酔での処置にも対応しています。
問題は、歯石除去したあとからのケアになります。せっかく、きれいにしても、つきやすい子は、半年もすればまた蓄積されます。
歯石予防の方法もいくつかあります。歯石のつくスピードは個体差もあるので、その子にあった間隔で、また方法でする事をおすすめしています。なにより、 なにより、習慣にして下さい。そのためには、若い頃からのしつけ、コミニュケーションも大切になります。
●食事管理(オーラルケア製品)
●歯磨き(指、ガーゼ、指サック型、歯ブラシ)
●抗菌剤(ジェルタイプ)
●歯石溶解スプレー
●デンタルガム
など いろいろあります。
予防の方法に関して、詳しくは当院にご相談下さい。
犬や猫は、特に痛みに強いといわれています(自分は、擦り傷ひとつでヒーヒーいってしまいます・・・)。痛みが出てからでは、病気はかなり進行しています。話せない分どういったことでも、なにか変化があったらはやめに相談して下さい。
2010年06月21日(月)
動物のメタボ?
動物のメタボ?
当院でも検査で高脂血症(血液中に脂肪成分が多い状態)の動物がみつかることはあっても、その結果起こる動脈硬化、心筋梗塞、脳血栓の発見は少なく、人間と違って症状から検査・ 治療へ結びつけづらいのが現状でした。ただ、高齢の患者様で急に倒れて亡くなった子は心筋梗塞の可能性を考えたり、ふらつきや神経症状をだして来院された 患者様で脳梗塞を疑いMRIを撮ったりして診断がついたりするケースも増えてきました、人間と同じですね。
そこで最近動物でもコレステロールを悪玉や善玉など区別して検査(Lipo test) できるようになり、早い段階で病気を発見して治療をしたり、病気にならないように高脂血症の治療ができるようになりました。特に、遺伝的に(生まれ持っ て)高脂血症や高コレステロール血症を起こす犬種もわかってきました。そういった子は、やはり子どもの頃から食生活をしっかりしていないと肝臓に負担をかけ、脂肪肝や胆泥症などを起こしてしまいます。また、皮膚のかゆみなども実は高脂血症が悪さしていることもあります。
元気であっても日々の健康管理は、高齢になってからの病気の予防につながります (自分の人間ドックは先延ばしにしてしまいます、家族に怒られていますが・・・)。この検査についてはまず当院にご相談下さい。
2010年04月21日(水)
マイクロチップのすすめ
マイクロチップのすすめ
近年、迷子や飼いきれなくなっての不法投棄など、ペットの問題が上がってきています。飼い始めた方の責任で最後まで面倒を 見てあげることが大原則になります。
今回、当院でも迷子犬の飼い主探しに協力させていただきました。幸い、飼い主様が保護指導センターに届けをだしてくれていたことと、当院でのマイクロチップスキャンにより飼い主情報が一致して落着いたしました。家族の一員であり、話すことのできない立場でもあります。ご家族の方のご配慮よろしくお願いいたします。
なお、当院でもマイクロチップの設置(挿入)をする事ができます。詳しくは、当院までご相談下さい。
マイクロチップについての詳しい情報はこちらをご覧下さい。
2010年03月30日(月)
しつけについて
しつけについて
ペットを飼う上で、しつけは重要なことです。散歩で他の犬に吠える、向かっていくなど、ペットとしてのマナーも大切です。また、認められている場所以外でのリードは必ずつけることや排泄物 の持ち帰り(処理)に関しても飼い主のマナーです(他の飼い主様も同じように見られて肩身が狭くなる思いになってしまいます)。
現在、飼い主検定(動物愛護社会化検定基礎級試験)という資格もでてきました。まず自分が飼い主として責任ある立場であることを理解し、家族の一員とし てしっかりとした規律の中で育ててあげてください。そしてなにより愛情をたくさん注いで下さい。
当院では、しつけや問題行動などは、専門のトレーナーと連携をはじめました。
しつけに関する質問お待ちしております。
子犬の社会化に向けてパピークラスも開催予定です。問題行動など家庭の環境から見直す場合もありますので、ご自宅にトレーナーが伺っての相談もできます。
詳しくは当院までご相談下さい。
【内容】
パピークラス(2組以上で開催) 5ヶ月令までを目安
1セット 週1回/45分 ×4回
個人レッスン&カウンセリング
ご自宅で1時間を目安
【講師】
家庭犬トレーニングインストラクター 南條 夏世 先生
家庭犬のしつけをはじめアジリティ等のドックスポーツの指導経験を持つ。現在は、優良家庭犬普及協会や都内しつけ教室にてインストラクターを努める。また、優良家庭犬認定試験サブジャッジ/CPDT-KA資格を持つ。
2010年3月22日(月)
フィラリア予防について
フィラリア予防について
フィラリアは、犬にとって重要な予防の一つです。
数年前に比べ減ってきたものの、毎年フィラリア感染により亡くなるペットが後を絶ちません。予防ができる病気なので、しっかりとした予防方法の意味を理解 し、確実な形で予防をしましょう。
フィラリア感染は、現在はごくまれに起きる猫の突然死の死亡原因の一つにもいわれるようになりました。猫は好適宿主(寄生虫の住みやすい環境) ではなくほとんどは感染が成立しません。しかし、1匹でも成虫になると致死率が高いといわれています。残念ながら検査でわかる前に死亡する例がほとんどな のです。ですので、成虫にならないように予防について相談しましょう。
予防時期については、右の図にまとめました。HDUとは蚊の体内でミクロフィラリア(子虫)が感染幼虫に成長するための温度の累積値のこ とです。そして、フィラリアの活動する時期を気温から予測しフィラリア感染時期を想定します。そこから基づいても、今年も5~12月の予防をおすすめします。
毎年、予防を開始する前に万が一(昨年の投薬こぼしなどで)感染がないか血液検査によりチェックしてから投薬をはじめます。感染していて投薬すると ショック症状を起こすことがあります。昨年の余った薬がある場合も必ず飲ませる前に検査をして下さい。なによりまずはフィラリアシーズンのはじめに動物病院に行きましょう。
2010年1月24日(日)
狂犬病について
狂犬病について
狂犬病は名前からは犬だけの病気と思われがちですが、犬や猫、アライグマ、スカンク、コウモリなど哺乳類全般に感染する病気で、人間も感染すると死に至る人畜共通感染症です。
一度発病してしまうと、現在の医学では治療法がなく、致死率が100%の病気です。
南極を除く全ての大陸で感染が確認されていて、流行地域はアジア、南米、アフリカで、全世界で は毎年50,000人以上が死亡しています。日本の厚生労働省大臣が指定する狂犬病清浄地域は、英 国(グレート・ブリテン及び北アイルランドに限る)・アイルランド・アイスランド・ノルウェー・スウェーデン・台湾・ハワイ・グァム・フィジー諸島・オーストラリア・ニュージーランド等と非常に少ないのが現状です。他国に比べ、日本の検疫は非常に甘いとの専門家の意見もあります。
国内で狂犬病が侵入した場合、犬が人へ狂犬病を移す感染源となる可能性が一番高いと考えられるので、犬に対する登録制度を実施してその飼育動向を把握し、あなたのペットが感染した犬に咬まれても安全なように、年一度の予防接種を義務づけています。
いつ日本に侵入してくるかわからない狂犬病。年に一度の予防注射が愛犬をそして私たちの暮らしを守ることになります。愛犬には必ず狂犬病の予防接種を受けさせましょう。
2010年1月12日
去勢手術・不妊手術のお知らせ
去勢手術・不妊手術のお知らせ
健康を守り、予防できる病気で死に至ることのないようにしましょう。
去勢・不妊手術は全身麻酔下で実施します。そのため、麻酔のリスクを把握する意味で、血液検査・心電図検査(場合によりエックス線検査)をおすすめします。検査項目は、ペットに合った項目をおすすめします。ご相談下さい。
当院では、何かあったときの対処のため血管を確保して実施します。手術時には、静脈点滴を実施しながら血圧の維持をはかります。その他分からない点がございましたら、ご相談下さい。
去勢のメリット
病気(前立腺、精巣、肛門周囲腫瘤、会陰ヘルニアなど)の予防
攻撃性の低下
マーキング率の減少 など
去勢のデメリット
繁殖が不可能になる
体重増加傾向
不妊のメリット
誤交配の防止
病気(子宮蓄膿症、卵巣腫瘍、乳腺腫瘍、子宮疾患など)の予防
不妊のデメリット
繁殖が不可能になる
体重増加傾向
*千葉市では、(年度毎に予算により)犬猫の去勢および不妊の助成金制度を実施しています。ワンちゃんは年度の狂犬病が済んでからが対象になります。詳しくはご相談ください。
また千葉県でも9月に犬猫の去勢および不妊の助成制度があります。詳しくは、県の広報をご覧下さい。